Top >>ネット保険で保険選び >> ネット生保の保険料割引

ネット生保の保険料割引…高額割引の仕組み

各保険会社によって保険料設定の仕組みが違います。次のようにその仕組みをじっくり見てみると、「何千万円の保険料が割安」「この保険料は割高」といったことが分かってきます。

結構マニアックな分析ですが、「真剣に保険探し」をする人には役立つと思います。このページの下に各年齢別のデータを並べています。お使い下さい。

ライフネット生命

ライフネット生命

最初の保障額1000万円までの保険料は1764円です。それ以降は1000万円につき1514円です。

最初の保障額1000万円は基本的経費250万円と1764円の合計1764円ではないでしょうか。つまり保険1契約当たりの共通する集金経費等は保険金1000万円でも2000万円でも3000万円でも一律250円。それに死亡保険金1000万円あたり1514万円の保険料を加算した金額です。

徐々に死亡保険金1000万円当たりの保険料は安くなっていきます。

ネット生保ではオリックス生命が同様の分かりやすい保険料構造です。


ネクスティア生命

ネクスティア生命

最初の1000万円当たりの保険利用は1940円、次の1000万円については1240円、次の1000万円には1500円…。ほとんど理解不能の保険料構造になっています。

ネクスティア生命には保険金2000万円以上について保険料割引制度があるからです。だから保険間1000万円の保険料に比べ2000万円の保険料が極めて安く感じられます。

1000万円の保険料は1940円ですが、それに1240円を加えると2000万円の保険料3180円になります。

言いかえると死亡保険金2000万円ならネクスティア生命はお買い得割安。しかし1000万円なら割高。


ネクスティア生命(旧SBIアクサ生命)は2008年4月に営業開始しました。ネット専業生保としては一番のりでした。そして2008年5月にのライフネット生命が営業を開始します。

1カ月違いのほぼ同時開業ですから「相手の保険料はいくらなのか」がわからないままに保険料を決めたのです。

開けてみたらライフネット生命の方が随分安かった。

こまったネクスティア生命(旧SBIアクサ生命)は2008年10月から2000万円以上の契約についての高額割引制度を導入しました。これによりネクスティア生命は1000万円ならライフネット生命に勝てないけれど2000万円以上なら負けない生命保険料にしました。

この時にライフネット生命の保険料を意識して一定の割引方式を設定したからこのような分かりずらい保険料になってしまったんでしょうね。


ネット生保の保険値下げ競争でした。更にダンピング合戦となるかと思ったのですがライフネット生命は応じませんでした。しかし遅れてオリックス生命が保険料を下げてネット専用商品でネット生保に参入してくることになります。


オリックス生命

オリックス生命

ライフネット生命と同じ分かりやすい保険料構造です。

最初の保障額1000万円までの保険料は1697円です。それ以降は1000万円につき1470円です。

最初の保障額1000万円は基本的経費227円と1470円の合計1697円ではないでしょうか。つまり保険1契約当たりの共通する集金経費等は保険金1000万円でも2000万円でも3000万円でも一律227円。それに死亡保険金1000万円あたり1470万円の保険料を加算した金額です。

期間10年定期保険のネット専用商品をもつ3社のうちで割安になっています。ライフネット生命とネクスティア生命は2008年発売開始、その保険料を意識して保険商品を開発して2011年4月に発売された商品ですから、他の2商品より安いのは当然と言えば当然です。


メットライフアリコ生命

メットライフアリコ

ネット専用商品でありません。そのせいなのでしょうか従来の保険会社の保険料構造になっています。

最初の保障額1000万円までの保険料は1330円です。次も1000万円につき1330円です。それがその次になると730円となります。

最初の2000万円までは同じ保険料率で、2000万円をこして3000万円までの保険料率が突然大きく下がります。インターネットでは4000万円の設定がないのでそれ以上高額になった場合が分かりませんが、このような設定により3000万円の保険料が大きく安くなります。

2000万円の保険料が2660円で、それに3000万円にするには、730円を上乗せした3390円の保険料で済んでしまいます。

無駄な保障を付けることはないのですが、3000万円がより割安なので、2000万円か3000万円かで迷ってしまう保険料設定です。


あなたの選ぶ保険会社の保険料構造

白紙を用意しました。

以下に各年齢別10年定期保険の場合と各年齢別30年定期保険の例を並べてみました。ご自身に近い例を当てはめて検討下さい。

cats_back.gif

このページの一番上へ
ネット生保com